FXでも使われるナンピンマーチンゲール方式とは？

近年FXの投資においてもよく活用されているナンピンマーチンゲール方式は、カジノのギャンブルゲームにおいて使われるベッティング戦略の一種です。

この戦略は、連続的な負けを取り戻すためにベット額を増やしていくものです。

いくらを掛けるかを検討することをベッティングと言います。

ナンピンマーチンゲール方式はどのギャンブルや投資においても活用の仕方は同じです。

具体的な手順は以下の通りです。

このように、連続的な負けが続いた場合にはベット額が指数関数的に増えていきます。

この戦略は、連続的な勝利が訪れることを前提としていますが、実際にはリスクが高く、資金を急速に失う可能性があります。

※指数関数とは、底位置から上り切ったポイントを意味します。

マーチンゲール方式は、カジノのギャンブルゲームにおいて特にルーレットやバカラなどのマネーベットに使用されることがあり、ギャンブルには常に確実な勝利法は存在せず、リスク管理と十分な資金を必要としますが、FXの投資においても同様に活用することができるので下記で説明します。

FXでのナンピンマーチンゲール方式について

FX市場においても、ナンピンマーチンゲール方式は一部のトレーダーによって使用されることがあります。

ただし、注意が必要であり、慎重に検討する必要があります。

ナンピンマーチンゲール方式は負けた場合に更に追加の注文を出します。

逆張りは相場が動いている逆方向に掛ける手法で、赤丸部分が買いとなります。

FXのナンピンマーチンゲール方式は、通常、逆張り戦略として使用されます。

つまり、トレンド反転を期待して逆方向にトレードする場合に使用されます。

具体的な手順は以下の通りです。

緑が買いのポイントで売りは青のポイントです。

トレンド反転を期待して逆方向にトレード　（青丸がエントリーポイント）

この戦略は、トレンド反転を予測している場合に有効な場合がありますが、市場が持続的なトレンドを示す場合や、大きな値動きがある場合にはリスクが高まります。

また、資金管理やリスク管理にも注意が必要です。

FXのナンピンマーチンゲール方式は、個々のトレーダーの戦略やリスク許容度によって異なる場合があります。

十分な検討とトレードプランの策定、リスク管理の実施、過度なナンピンや無制限のベットの増加には注意し、慎重な取引を心がける必要がありますが勝率と儲け幅を高めることが可能な方式として活用されています。

以下に、FXのナンピンマーチンゲール方式の一つの事例を示します。

例えば、あるトレーダーがEUR/USDの逆張り戦略でナンピンマーチンゲール方式を使用することを考えます。

最初のトレードで、EUR/USDの価格が1.2000であるとします。
トレーダーは、1.2000でショートポジションを取ります（値下がりを予測）。
もし最初のトレードが負けた場合、トレーダーは次のトレードでベット額を増やします。
例えば、前回のベット額が100ドルだった場合、次のトレードでは200ドルを賭けます。
2番目のトレードで利益を出すことができれば、トレーダーは元のベット額に戻ります。
例えば、2番目のトレードで利益が50ドルだった場合、次のトレードでは100ドルを賭けます。
もし2番目のトレードでも損失が続いた場合、トレーダーはさらに前回のベット額を倍にしてトレードを続けます。
例えば、2番目のトレードで損失が100ドルだった場合、次のトレードでは200ドルを賭けます。

このように、トレーダーは連続的な負けが続いた場合にはベット額を増やしていきます。

ただし、市場が持続的なトレンドを示す場合や大きな値動きがある場合には、損失が急速に膨らむ可能性があるため、リスク管理が重要です。

また、十分な資金を持つことや、トレードプランの策定、慎重な取引が必要です。

この事例はあくまで一例であり、個々のトレーダーの戦略やリスク許容度によって異なる場合があります。

ナンピンマーチンゲール方式を使用する際には、自身のトレードプランにて慎重に取引を行うことが重要です。